ある秋の,通勤の行き帰り・・・

 職場の最寄駅であるJR神戸線・灘駅の一駅手前の三ノ宮駅で降りて,一駅分を毎朝30分かけて歩いています。この区間は,高度成長期前後に,神戸でもっとも活気があった地域だったようです。

 大安亭市場は,新生田川に東側の南北に続くアーケード商店街です。神戸でもっとも古い商店街が発祥のようです。

 神戸でもっとも古い商店街が小野中道商店街で,その商店街に鍵の手状に伸びていたのが大安亭市場だったそうです。当時の大安亭市場の端に「大安亭」という浪花節の小屋があったそうです。その小屋の界隈の商店街が大安亭の始まりだそうで,今の大安亭市場は,更にその東に「新大安亭市場」として誕生したものが,その後「大安亭市場」となって現在に至っているそうです。

 大正時代に自伝的小説『死線を越えて』を出版した賀川豊彦は,現在のコープこうべ(日本最大の生協)のルーツである神戸購買組合を設立したキリスト教の牧師です。賀川豊彦は労働農民党を結成したり,昭和初期には「神の国運動」で全国を伝道巡回したそうです。

 戦後は東久邇宮内閣で参与を務め,更にや勅選貴族院議員にもなって社会党の結成にも参画したそうで,東久邇宮内閣の後任首相として有力であったらしいです。

 その賀川豊彦の記念館が大安亭の南東にある神戸イエス団教会に併設されています。

 帰路に立ち寄ったスーパで「伊勢うどん」を目にして,手にとってしまいました。

 極太のモチモチした麺を黒く濃厚なタレに絡めて食べるタイプのうどんです。讃岐うどんも美味しいですが,伊勢うどんも,また大好きです。

曙光

 今朝の神戸の日の出は5時52分,自宅を出るのが日の出前になりました。

 神戸市の須磨区と垂水区の区境に「鉢伏山」があり,その名が示すように,鉢を伏せたような なだらかな稜線が海岸まで伸びています。

 この稜線が,摂津国と播磨国の国境であり,もっと言えば,五畿内と西国との境目となります。摂津国の西の端となる「須磨」(源氏物語の第12帖の須磨)は,五畿内の「隅っこ」が転じて須磨になったそうです。

 自宅の近くから東側を望むと,鉢伏山の稜線が霞んで・・・

 垂水駅のホームに着いたのが6時ごろ,朝日が辺りを真っ赤に・・・

 今日はまだ半袖で,一駅歩くと汗ばみましたが,電車の中では,長袖や上着を着た人が多くなってきました。

三日月

 今日は旧暦の9月4日,月齢は4日です。

 三日月は,厳密には月齢が2日の月で,月相が約27度で,三日月の輝いている面積は,満月の約8%だそうです。

 ・・・でも,私には今日の夕べに見た月,下連れ4日の月が「三日月」らしく感じます。

 広義の「三日月」は,英語のクレッセント (crescent) ,フランス語のクロワッサン (croissant)で,新月と上弦の間の広い範囲を指し示すらしいです。

 パンのクロワッサンは・・・月齢が4~5日ぐらいかもしれません。

wine

夏の残暑が薄らいで・・・チーズを味わうようになってワインを口にすることが多くなりました。

ブリーチーズ(フランスの白カビチーズ)がお気に入りで,ブリーチーズには,私は白ワインよりも赤ワインが相性が良いように感じます。

 幾つかのワインの中で,意外にも,”TOPVALU”イオンブランドの安いワインが美味しく感じます。

 フルボディで,ポリフェノールが多いのが売り文句ですが,味もなかなか・・・これで1本500円以下です。

 食後,机に向かって,音楽を聴きながらグラス一杯のワインを味わうことが,この半月ほどの私の至福のひとときです。

漬物ドッグ~マル井パン

 今日は,職場から帰路に寄り道をして理髪店に立ち寄りました。私が通っている理髪店はJR神戸線垂水駅前にあるアーケード商店街「垂水センター街」の中にあります。平日の夕方6時前後に訪れると,1~2人待つことがあるのですが,今日は幸い,待つことなく・・・。

 同じ商店街に「マル井」というパン屋さんがあります。 神戸はパン屋さんが多く,自家焼きのパンを,焼きたてで店頭に並べるベーカリーショップが多いです。我が家がある住宅地でも,徒歩数分圏内だけでも十軒近い小さなベーカリーショップがあります。

 「くがのマル井パン」・・・

 ここは最近,キュウリの漬物まるごと一本の漬物ドッグが全国ネットのテレビで紹介されたそうで,現在すごい人気だそうです。理髪店から出て,マル井パンの店を目にして・・・本来は7月から9月上旬の夏季限定商品だそうですが,まだ売っていました。

 垂水センター街は,早春のイカナゴ解禁の頃には,センター街にある何軒かの鮮魚店の前にイカナゴを買い求める行列が出来て,その様子がテレビで中継されることがありますが,普段は庶民的な商店街です。
 

朔(ついたち)

今年は旧暦のうるう年になります。

今日は旧暦の9月1日,秋社(しゅうしゃ)・・・産土神(うぶすながみ)を祀る日です。残念ながら今朝は全天が曇って,新月の面影を観ることが出来ませんでした。

 30日後の10月24日が旧暦の「閏9月1日」となって,11月22日が旧暦の10月1日,そして旧暦の元旦が来年2015年の2月19日となって,2月4日(旧暦の12月16日)の立春よりも正月が後になります。これを年内立春というそうです。

 ちなみに今年は1月31日が旧暦の元旦で,立春の4日手前でした。これを新年立春というそうです,

 暑さ寒さも彼岸までと言いますが,昨日が彼岸で今日から旧暦の9月,そして今ちょうど神戸は台風の影響の雨が降り続いています。この台風一過で季節が一気に秋へと進むかもしれません。

r-プロセス

 普段,リアルタイムでテレビを観ることは稀で,ブルーレイレコーダでタイマー録画した番組を,後になって観ています。

 今日観た番組は,宇宙の成り立ちと元素の成り立ちを解説した番組でした。宇宙では核融合によって元素合成が行われて,さまざまな物質が生成されたと考えられていますが,鉄(Fe)よりも重い元素は,原子核に多くの陽子を有しているために,互いにプラスの電荷を持っているいる陽子同士がくっつくというのは無理があり,鉄(Fe)よりも重い元素は,単純な核融合では生成されないそうです。

 では鉄(Fe)よりも重い元素は,どのように生成されたかというと,それがr-プロセスやs-プロセスによるものだと考えられているそうです。地学や宇宙に関する知識が乏しく,この番組を観てはじめて知りました。

 超新星爆発において重力崩壊が起こり,ひじょうに高密度の中性子束が発生して,陽子と陽子の間に中性子が入り込んで,重い元素の生成が可能になるそうです。

 rapid(短時間)で起こるのがr-プロセスでslow(ゆっくり)で起こるのがs-プロセスのようです。

 この解説を聴いて,人間社会でも仲介や媒介によって均衡が保たれているケースがあるのもr-プロセスやs-プロセスとのアナロジーで考えると面白いなあ~と感じました。

禍時(まがとき)

今日は日曜日と秋分の日の狭間の平日です。ちょっと微妙な平日です。

 帰路,日没後で,空の西の端が,青から深い紫を経て暗黒へとグラデュエーションを奏でる模様を眺めることができました。

 雲のない西の空に夕焼けの名残りの「赤さ」が残る黄昏(誰そ彼)の後の,藍色の空が広がるひとときのことを「禍時(まがとき)」というそうです。

「禍時(まがとき)」は,また「逢魔時(おうまがとき)」とも言います。昼の光が支配する世界から,夜の闇が支配する世界と移行する「昼と夜の狭間」・・・禍(わざわい)や魔(ま)が忍び込む時間帯なのかもしれません。

 でも現代では,陽の光に代わって燈の光が灯る時間帯になります。人工の照明の下は,まさに禍時であり逢魔時なのかもしれません。