旧暦の元日とイースター

 今日は旧暦の正月です。二十四節季の雨水・・・明治5年12月2日(1872年12月31日)まで,太陰太陽暦の天保暦が使われていました。西洋天文学の成果を取り入れて,太陽の位置を計算し、天球上の太陽の軌道を24等分(空間分割)して二十四節気を求める定気法を採用しています。天保暦のひとつ前の暦は寛政暦で,寛政暦までの歴代の暦(旧暦)は二十四節気を1年間を等分(時間分割)して計算する平気法を使っていたそうです。

 雨水(黄経330度)を含む月を一月(正月)として、以下各中気を含む月を二月、三月・・・としています。そして中気を含まない月が閏月となります。昨年は9月に閏月がありました。そして今年は年内立春で,雨水が1月1日となる最も遅い元日でした。

 初日の出の時刻・・・6時41分は電車の中で,元町駅あたりだったと思います。

 神戸・南京町(中華街)の春節祭は,旧暦の正月となるので,1月下旬の時もあれば,今年のように2月の中旬になることもあります。この春節祭のように年によって変わるものにイースター(復活祭)があります。

 現在多くの国で用いられて太陽暦(新暦)はグレゴリオ暦です。ユリウス暦の1582年10月4日(木曜日)の翌日がグレゴリオ暦の1582年10月15日(金曜日)という移行をしたそうです。

 ユリウス暦からグレオリオ暦に移行した理由は,「イースターを忠実な日に守る」ということになります。ユリウス暦では春分の日が3月21日と決まっており,イースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」となっています。聖書を根拠としたイースターは,当時が太陰暦であったこともあり,またユリウス暦では1年が365.25日となって,実際の約365.2422日よりも約11分15秒長くなるので,暦上では4年毎に約0.0312日(0.0078日×4)ずつ早まって行き、約128年で1日分だけ早まることになるので,16世紀末にはイースターの日が,実際よりも10日ズレていたことになります。

 このような宗教的な理由から,現在の太陽暦であるグレオリオ暦が導入されました。ちなみに今年のイースターは4月5日になります。春分が3月21日で,前日が新月,「春分の日の後の最初の満月」が4月4日の土曜日で,翌日の日曜日がイースターです。