発出

最近、ニュース等で耳にすると引っかかるのが「発出」という言葉です。「 緊急事態宣言」に際して「発出」という、これまで耳にしたことがない言葉を使われています。

法治国家としての法令や省令、規則とは異なりますので、発布や公布という言葉を使うことが出来ないですし「発令」という言葉を使えば「戒厳令」のような緊迫感を伴うことを嫌って「発令」という言葉に辿り着いたのかなあ~と、勝手に想像しています。

ネットで検索すると・・・私と同じように「発出」という言葉に違和感を感じる方々が結構多いようで、「耳慣れない」や「耳障り」という表現まで検索されました。

書き言葉としての「発出」を目にすると「出発」を逆さまにした言葉で、意味としても「出発」に近いニュアンスを持っています。でも話し言葉としての「はっしゅつ」は滑舌が悪いと・・・確かに「耳障り」の悪い言葉ですし、言いにくい言葉です。

「発出」という言葉をニュースで耳にするたびに、何故、こんな言葉を敢えて使うのだろう?と単純に疑問を感じてしまいます。「お役所仕事」として無難な言葉なのかもしれませんが、センスが良い言葉とは、思えません。