桜の絨毯

 昨夜の神戸は春の嵐が通り過ぎました.未明まで警報が出ていましたが,朝になると時折雲の切れ間から陽射しを見ることができました.

 桜の木は,風と雨でほとんどの花が落ちていました.新生田川沿いの桜並木を探すと,まだ花開いている桜もありますが,背景に写り込むのは葉桜ばかりです. 

 花びら(花弁)が落ちて,がく、花冠、おしべ、めしべが付いた花床が,朝日に輝いています.

 桜並木の下は,昨晩の春の嵐で落ちた桜の花びらが,桜の絨毯のように広がっていました. 
  

 これからは躑躅(つつじ)の花が春の陽光に輝く季節となります.

 夜,ニュースを見ていると速報が画面に表示されました.

「英メイ首相 議会の解散・総選挙を表明「国民にEU離脱方針の信を問う」

 マレーシアでの金正男の殺害,シリア軍の化学兵器使用疑惑,米軍によるシリアへのミサイル攻撃,北朝鮮のミサイル発射と国際情勢が安定しているとは言えない情勢の中で,英国のEU離脱に関して動きがありました.

葉桜

 今日は午後から低気圧が接近して春の嵐となるようで,桜の花も今日を限りに散ってしまうかもしれません.朝,一駅手前のJR神戸線三ノ宮駅で降りて旧西国街道沿いを歩いて新生田川沿いの桜並木へ,もう五分葉桜から七分葉桜

 萌え出る若葉の瑞々しさと淡い桜の花とが調和した独特の光景.

 淡い桜の花が青々とした若葉の中で可憐に輝いている様子に見惚れて・・・

 お昼前から雨が降り続き,午後には強い雨となって午後3時過ぎには警報が出ました.帰宅時間は幸い小降りでしたが,また硝子戸の外では雨風が強くなってきました.春の嵐・・・

名残り

 今年は桜の開花が遅かったのですが,1週間近く桜の花を愛でることができました.

 早朝の未だ赤っぽい陽光を透かして桜の花が輝いている様子は幻想的です.

 新生田川沿いの桜並木は三分葉桜ぐらいでしょうか?淡い桜の花びらを透かした赤っぽい陽光が逆光越しに溢れるような光景をじっと見つめていました.

 この辺りは神戸製鋼の発祥の地,最初の製鉄所があった処です.震災後にUR都市機構の集合住宅が建って,既に十数年の歳月が流れています.階段のレンガからも流れた歳月を感じます.

一部葉桜

 昨夜の神戸は雨でした.桜の花が散ってしまったかと心配しましたが,新生田川沿いの桜並木は,雨に揺れていっそう活き活きと花開いたように思います.

 まだ一部葉桜(桜花90%,若葉10%)ではありませんが,若葉が萌え出る兆しが彼方此方に見られました.
 

 何処までも続く満開の桜並木・・・ 

 灘区との区境近くの筒井公園内の桜も満開で,若葉が彼方此方で萌え出していました.

満開の桜の木の下で・・・

今朝のニュースで,神戸は今日が染井吉野の満開とのこと,薄曇りでしたが,今日の夕方から明日は雨とのことで,三ノ宮駅で降りて,一駅分を歩きながら桜の花を撮ることにしました.

 三ノ宮駅東口のスクランブル交差点から,まっすぐ東に旧西国街道の道筋が続いています.

 新生田川沿いの桜並木は満開でした.ちょうど雲の切れ目から朝日が射し込んで,桜の花びらをやさしく輝かせていました.

 更に東に歩いて,旧臨港線跡の遊歩道沿いの桜並木も見事でした.

 薄曇りだったのが,朝日が射し込んで,パッとあたりが輝いたように華やかになりました.

 どこまでも続く満開の桜の木に下で,何枚も写真を撮りました.

 しばらくすると朝日が雲に隠れてしまいました.此処に臨港線の線路があり,東海道本線から分かれて神戸港との間を貨物列車が行き来したのは,もう昔話です.線路がはがされてから10年近くの歳月が流れます.
 

「春 少女に」大岡 信

 仕事から帰って大岡信の訃報に接しました.

ごらん 火を腹にためて山が歓喜のうなりをあげ
数億のドラムをどっととたたくとき 人は蒼ざめ逃げまどふ

でも知っておきたまへ 春の齢の頂きにきみを押しあげる力こそ
氾濫する秋の川を動かして人の堤をうち砕く力なのだ

蟻地獄 髪切虫の卵どもを春まで地下で眠らせる力が
細いくだのてっぺんに秋の果実を押しあげるのだ

ぼくは西の古い都で噴水をいくつもめぐり
ドームの下で見た 神聖な名にかざられた人々の姿

迫害と殺戮のながいながい血の夜のあとで
聖なる名の人々はしんかんと大いなる無に帰してゐた

それでも壁に絵はあった 聖別された苦しみのかたみとして
大なるものは苦もなく小でありうると誇るかのやうに

ぼくは殉教できるほど まっすぐつましく生きてゐない
ひえびえとする臓腑の冬によみがへるのはそのこと

火を腹にためて人が憎悪のうなりをあげ
数個の火玉をうちあげただけで 蒼ざめるだらう ぼくは

でもきみは知ってゐてくれ 秋の川を動かして人の堤をうち砕く力こそ
春の齢の頂きにきみを置いた力なのだ

「春 少女に」1978年1月10日,朝日新聞夕刊

 この詩は,中学から高校へと進む15才の娘に対して大岡信が,若く逞しい生命力を信じて真っ直ぐな思いで進んで欲しいという思いを託した詩だそうです.来週は本務校の入学式があり,この15歳の新入生が入学します.この大岡が娘に託した思いを心に留めて新入生と接したいと思います.

 今日はお昼休みに職場の近くの公園に,やっと咲き始めた桜を撮りに行きました.

今日は曇り空で,残ながら春の暖かい陽光を浴びて桜の花が輝く写真は撮ることが出来ませんでしたが,曇天のやさしい雰囲気の中で花開いた桜の雰囲気を写真に撮ることができました.

朝の街の貌

 今朝は快晴,ちょっと冷え込みましたが,本務校の最寄り駅・JR神戸線灘駅の2駅手前の元町駅で降りて,カメラを片手に朝の神戸の街を散策しました.

 元町駅の東には,南北に鯉川筋という道路があります.もともとは鯉川という川が流れていたそうですが,明治初期に外国人居留地をつくるときに暗渠となって,川筋に沿って南北の道路が出来たようです.

 JRの高架沿いに東に進むと,トアロードを超えていくたロード,此処は生田神社の参道になります.望遠でいくたロードの向こうに見える生田神社をクローズアップ

 三ノ宮駅の東口にはバスターミナルが2つありますが,関西国際空港と伊丹空港(大阪空港)へ向かうエアポートバスは三ノ宮駅の西口に独立したバス乗り場があります.関西国際空港向けのバスが停まって,伊丹空港行のバスを待っている人が行列をつくっていました,

 JR三ノ宮駅の中央改札口近くのセブンイレブンです.ここは24時間営業ではなくて朝6時半オープンです.ちょうど開店のためにシャッターがオープンしている途中でした.

 三ノ宮駅東口の近くにある格安チケットの自動販売機,2台並んでいます.ヴァラエティーに富んだ品揃えで便利です.

 新生田川を渡って大安亭市場,早朝から開いている八百屋さんがありました.

大安亭市場の中に業務スーパーがあるのですが,店先の自動販売機は50円・80円の格安販売機でした.

 大安亭市場を北に,JRと阪急の高架を超えて,朝の住宅地に入りました.此処に「国体道路」が東西に走っています.王子陸上競技場をメイン会場に国体兵庫大会があった時につくられた道路だそうです.

 筒井八幡神社の横に公園があり,やっと一部の桜の花が咲き始めていました.朝日を浴びて輝いていました.

 国体道路沿いの洋食屋さん「なんじゃろ」,以前は時々ランチをしに来ていましたが,職場からちょっと距離があり,また坂を上るので,最近はご無沙汰しています.

 彼方此方立ち寄りながら朝の1時間,神戸の街を散策すると・・・汗ばみました.

 子どもに頃に見たカレンダーの写真だったように思いますが,平地の向こうに高い山がそびえたっている光景を見て、実際にこのような光景を観たいなあ~と思っていました.その写真はヨーロッパのアルプス山脈だったのか,アメリカのロッキー山脈だったのか,或いは違う場所の光景だったのか,わかりません.

 信州を訪れた時に,平らな盆地のすぐ向こうに高い山々がそびえるような光景を車窓から眺めた記憶がありますが,それも随分以前のことです.

 丹波の氷上の市街地から西にそびえる山が,私のイメージの光景と似ています.

 ネットで調べたのですが,それほど高い山ではなくて名前がわかりませんでした.

 下の航空写真・・・北近畿豊岡自動車道の氷上ICの西側の赤い「A」から西の山を見上げた写真です.

  私は高い山を見上げる
  私を助けたもうお方は
  天と地を造り上げて
  治める御神なのだ

      聖歌507番,中田羽後訳詩

 この聖歌の出典は旧約聖書の詩篇121の冒頭です.

  私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。
  私の助けは、天地を造られた主から来る。
  主はあなたの足をよろけさせず、あなたを守る方は、まどろむこともない。
  見よ。イスラエルを守る方は、まどろむこともなく、眠ることもない。
    詩篇121:1~4 新改訳,旧約聖書

How Great Thou Art(輝く日を仰ぐとき)という讃美歌の歌詞も,自然を目の当たりにした時に,創造主に思いを寄せるという意味ではアナロジーを感じます.

 高い山に目を向けたときに,そこにartを感じて思いを馳せるようになったのは,以前にはありませんでした.